遥か昔より、人々が往来してきた「道」。 一群の人々が通り過ぎるたび 文化が生まれ、歴史が築かれてきました。 四国歴史文化道。 美しい自然のなかで受け継がれる ふるさとの道を訪ねます。
四国歴史文化道とは
四国は、古くから、奈良の都につながる南海道や海上交通の大動脈瀬戸内海などによって各地と盛んな交流を行い豊かな文化を育むとともに、空海ゆかりの四国霊場八十八ヶ所など心のやすらぎを感じさせる独自の風土を生み出しています。
また、阿波おどりをはじめとする伝統あるエネルギッシュな祭りも数多く、さらに明治維新など歴史の節目には日本を動かす幾多の歴史的人物を輩出してきました。
「四国歴史文化道」は、官民が一体となって四国各地域に点在する歴史的文化遺産を結ぶ道路網を整備し、より多くの方々にこうした四国の歴史・文化に触れて親しんでいただける環境づくりに取り組んでいるものです。





祖谷歴史文化道
四国山地に位置する祖谷地方には、かずら橋に象徴されるように、屋島での源平合戦に 敗れて、この地に逃れた平家一族にまつわる遺跡や伝説が数多く残されています。 また、この地域は、深い渓谷によって、古来、他の地域とは交流が少ない世界 を形成してきたことから独自の文化やエネルギーを感じさせる地域でもあります。
■ 四国の語り部 阿波池田たばこ資料館 田村登昭さん(12月19日OA)
<池田うだつ通り、たばこ資料館>  
池田は幕末から明治にかけてたばこ産業が盛んで、たばこ業者が軒を連ねていた町の中心部近くの本町通りには、その繁栄の名残りをとどめるうだつの町並みが残っています。
阿波池田うだつの家は、幕末から明治期にこの地で財をなしたたばこ製造業者の住居だったものが公開されています。阿波池田たばこ資料館は作業場だった場所でたばこ刻み機模型やたばこのパッケージなどたばこに関する資料約200点が展示されています。
■ 三好市東祖谷 落合集落伝統的建造物群など(11月28日OA)
2005年から東祖谷山村落合は「伝統的建造物群保存地区」に指定されました。
東祖谷山村落合は、日本三大秘境の一つであり、傾斜地に集落が出来上がった地域です。
■ 西祖谷山村 祖谷峡谷、かずら橋など(11月21日OA)
平家の落人が隠れ住んだ祖谷渓谷は、剣山に源を発する吉野川が流れ、断崖絶壁が続きます。
渓谷にかかるかずら橋は、落人が考案したといわれている吊り橋で、野生のシラクチカズラ で作られており、長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mもあります。国の有形民族文化財となっています。
■ 西祖谷山村 平家屋敷民族資料館(11月14日OA)
安徳帝の御典医、堀川内記の子孫代々の屋敷で、平家の資料や遺品を展示しています。
堀川内記は、平家滅亡の折りに一族とともに入山し、薬草の豊富な祖谷の地で、医業と神官を勤めた人です。
庭には、樹齢800年の老樹がそびえ、江戸時代の民家をそのまま保存した館内には鎧・旗・古文書・生活用具などが展示されています。

■大歩危・小歩危
大歩危(おおぼけ)小歩危(こぼけ)は2億年もの時を経て、四国山地を横切る吉野川の激流に結晶片岩(けっしょうへんがん)が削られてできた渓谷です。
このあたりは四国山脈を越えるときに必ず通らなければならない場所で、崖が切り立ち
, 川の流れも速く、古くからの難所として知られていました。  
「足場の石の間隔が狭く、大股で歩いては危ない大歩危、足場の石の間隔が広く小股で歩いては危ない小歩危なことからこのように呼ばれるようになりました。
■ つるぎ町 二層うだつの街並み(11月7日OA)
全国的にも珍しい二層うだつは、脇町のうだつとは少し違い、うだつの前半分が 一段低く、二段式になっています。
全面には鏝(こて)と呼ばれる白虎や鯉の滝上がりなど福寿を願う絵模様が装飾されています。