遥か昔より、人々が往来してきた「道」。 一群の人々が通り過ぎるたび 文化が生まれ、歴史が築かれてきました。 四国歴史文化道。 美しい自然のなかで受け継がれる ふるさとの道を訪ねます。
四国歴史文化道とは
四国は、古くから、奈良の都につながる南海道や海上交通の大動脈瀬戸内海などによって各地と盛んな交流を行い豊かな文化を育むとともに、空海ゆかりの四国霊場八十八ヶ所など心のやすらぎを感じさせる独自の風土を生み出しています。
また、阿波おどりをはじめとする伝統あるエネルギッシュな祭りも数多く、さらに明治維新など歴史の節目には日本を動かす幾多の歴史的人物を輩出してきました。
「四国歴史文化道」は、官民が一体となって四国各地域に点在する歴史的文化遺産を結ぶ道路網を整備し、より多くの方々にこうした四国の歴史・文化に触れて親しんでいただける環境づくりに取り組んでいるものです。





南予歴史文化道
旧大洲街道・宇和島街道に沿って、独自の歴史と文化を 育み、貴重な歴史的文化遺産を今に伝える町が連なって いる地域です。全国有数の木蝋の産地として栄え古い町 並みが残る内子から、伊予の小京都と言われる水郷大洲、 開明学校など文明開化の香り豊かな宇和、江戸時代の商家 などを残す吉田、伊達十万石の城下町として栄えた南予の 中心都市宇和島へと続きます。

■愛媛県宇和島市(2006年7月18日OA)
宇和島市には、元和元年(1615年)伊達政宗の長子秀宗が 入城し、伊達家で歴代の居城となった宇和島城があります。 三重三層の天守閣を持つこの城は、規模は比較的小さいながらも 美しい均衡を保ち、江戸時代の天守閣の典型的なものです。
また、宇和島藩主伊達宗紀の隠居場所として造られた『天赦園』 は池水回遊式庭園で、各種の樹木が多数植栽されており、特に 竹や藤の種類が多く、国の名勝となっています。 城下には多くの寺が集まった寺町があり、当時の風情を物語って います。
■愛媛県内子町(2006年7月11日OA)
愛媛県内子町は、江戸後期から明治にかけて和紙と木蝋(もくろう)で栄えた 古い商人町です。八日市護国の町並みには黄漆喰、白漆喰で塗りこめられた重圧な 外壁の商家や土蔵が立ち並び、贅を尽くした漆喰細工や虫籠窓が見ものです。  また、大正時代に歌舞伎劇場として建設された内子座は、現在でも多くの人々 が見学や芝居見物に訪れます。
■愛媛県大洲市(2006年7月4日OA)
大洲は江戸時代には加藤家6万石の城下町として栄え、 「伊予の小京都」と呼ばれる落ち着いた佇まいの町です。 清流肱川のほとりに面した小高い丘陵には大洲城があり、 平成16年には木造4層4階の天守閣が復元されました。 城下には現在でも江戸末期から明治にかけての町並みが 残り、「おはなはん通り」の名で親しまれる一帯はテレビ や映画のロケでもよく知られています。