ふるさとの自然 みずべの風景 緑の中の古城・豊稔池
緑の中の古城・豊稔池
【緑の中の古城・豊稔池】

阿讃山脈を分け入る、柞田川上流に「豊稔池石積式アーチダム」があります。長い年月の風雪にさらされたダムは、まるで中世ヨーロッパの古城を思わせる偉容と風格があり、人工の建造物でありながら、周囲の山あいとみごとな調和を見せています。
ダムは、堤長145m、堤高30m、中央部に5個のアーチと6個の扶壁を持つ石造マルチブル・アーチダムです。えん堤に複数のアーチを組みあわせたマルチプル・アーチ方式で現存するものは全国でもここだけです。近代ダム建築の先駆けとなった画期的工法を今に伝える近代化遺産として、国の文化財建造物に登録されており、ダム建設を志す人が一度は訪れるといわれます。
まだ土盛りの堰堤(えんてい)が主流で、石積みの堰堤さえ珍しかった大正15年に着工され、築造には4年の歳月と延べ15万人の労力が投入されました。付近の谷や海岸で採取した石材や砂を牛車で運ぶなど、手近な材料を使い地元の人たちがコツコツと積み上げて完成させた大野原開墾史のシンボルです。現在でも大野原町、豊浜町、観音寺市にまたがる600ヘクタールに潅漑用水として供給されており、初夏に行われるユルヌキ(放流)風景も季節の風物詩として知られています。

製作:株式会社WIZard 製作著作:KSB瀬戸内海放送
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近隣のおでかけスポット

豊稔池周辺マップ
四国霊場第66番札所・雲辺寺 四国霊場中、最高峰に位置するため、別名「四国高野」とも呼ばれる雲辺寺は、香川県と徳島県の県境にまたがる阿讃山脈の雲辺寺山(標高927m)にあります。およそ1200年の歴史を持ち、弘法大師が刻んだといわれる秘仏「千手観音菩薩像」が本尊としてまつられています。昭和62年春にロープウェイが開通し、麓からわずか7分で登ることができます。
雲辺寺ロープウェイと
スノーパーク雲辺寺
雲辺寺ロープウェイは、全長約2600m、山麓駅から山頂駅の高低差約660mを毎秒10mというスピードで山頂に到着する日本最大級の規模を誇るロープウェイです。定員101名のスイス製ゴンドラの窓越しからは、三豊平野、瀬戸内海を始め、中国地方、そして本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の偉容も一望できるという大パノラマが楽しめます。また頂上には香川県初の人工スキー場「スノーパーク雲辺寺」があります。
萩の丘公園 園内には、総合福祉会館を始め、本格的な全天候型テニスコートが4面、ゲートボールコート4面、野球やソフトボールに使用される多目的広場などが整備されています。また人口芝の斜面を滑るソリゲレンデ、遊具広場には11mの高さがあるザイル・クライミングや幼児用プールを始め、親子で楽しめる施設も充実しています。