ふるさとの自然 みずべの風景 四国最南端 椿の岬
四国最南端 椿の岬
足摺岬は、足摺半島の突端にある四国最南端の岬です。標高433mの白皇山を中心とする花崗岩台地が沈隆と隆起をくりかえし、長い歳月をかけて現在の形になりました。岬には展望台が2ヵ所あり、どちらも太平洋を200度以上の範囲で眺めることができます。彼方にのぞむ水平線はアーチ状に見えて、地球が丸いことが実感できます。
岬の西の臼碆は黒潮本流が直接ぶつかる全国でも唯一の場所で、切り立った断崖には荒波さかまく黒潮が絶えまなく打ち寄せます。この黒潮のおかげで、夏は涼しく、また冬でも0度を下回ることはありません。そのため岬周辺には、数多くの亜熱帯植物が自生しており、天然記念物も多い。
足摺岬周辺は高知県を代表する観光地でもあり、年間80万人以上の観光客が訪れます。自生する椿が見頃になる1月下旬〜2月下旬には足摺椿まつりも開催されます。映画化されて足摺岬を一躍勇名にした小説「足摺岬」の著者・田宮寅彦(1911〜1988)の石碑があります。

【足摺灯台】
足摺岬灯台は1914年に点灯されて以来、足摺岬沖を行き交う船の安全を守り続けています。初点は大正3年4月ですが 昭和36年7月に改装され 現在のロケット型の形になりました。高さ18m、光度200万カンデラ、光達距離38キロは日本最大級の灯台設備の一つです。黒潮が激しく打ち付ける約80mの断崖絶壁に立つ姿は、豪快にして優雅です。内部を見学することはできませんが、周辺に整備された自然遊歩道をたどればすぐ近くまで行くことができます。

【椿トンネル】
足摺岬は別名「椿の岬」とも呼ばれ、この椿トンネルをくぐりながら観光します。自生のヤブツバキは 約15万本あるそうですが、1月下旬から3月にかけて咲き、2月には椿まつりも開催されます。夏は南国の厳しい日差しからの日よけになります。また椿は観世音菩薩に添えられる花だそうで、霊場としての足摺を感じさせられます。

(関連リンク「土佐清水観光協会HP」 http://www1.quolia.com/sea/)



製作:株式会社WIZard 製作著作:KSB瀬戸内海放送
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近隣のおでかけスポット

余島周辺マップ
白山洞門 白山洞門は、足摺岬にある白山神社の下にある海食洞門です。太平洋の激しい潮流に洗われて孔が開き、門のような形をしています。高さ15m、幅17m、奥行き15mもあり、花崗岩の海食洞門としては日本でも最大級の大きさです。足摺岬灯台から白山洞門まで遊歩道があり、近くまで行くことができます。
第38番札所金剛福寺 弘仁13年(822)弘法大師は嵯峨天皇から補陀洛東門(ふだらくとうもん)の勅願を受けて足摺岬を訪れ、 三面千手観世音菩薩を刻み、それを本尊としてここ金剛福寺を開きました。補陀洛とはインドにある観音様が住む山で、観音浄土として崇められている土地で、この寺はその入口の東門にあたるとされています。
現在の金剛福寺は12万平方メートルの広大な敷地を持ち、タブ、ヤブツバキ、ビローなどの原生林の中に立っています。本堂に向かって右手には源氏一門の多田満仲が約700年前に建立した高さ約20mの多宝塔が立っています。
ジョン万ハウス ジョン万ハウスは、幕末前後に活躍したジョン(中浜)万次郎の遺品や当時の捕鯨や航海に関する資料を展示しています。
150余年前日本がまだ鎖国していた時代に、万次郎は日本人として初めてアメリカに渡り、測量や航海術などを学んだあとに帰国し、折からの幕末の動乱期に数少ない外国通として幕府や新政府に重用されました。なかでも幕府が日米修好通商条約批准のために初めて米国に派遣した海外使節団に加わり、航海士兼通訳として活躍しました。彼の銅像は現在でも足摺岬の入口に立ち、遠く第2の故郷アメリカ「フェアーヘブン」を見つめています。