ふるさとの自然 みずべの風景 海岸は奇岩のギャラリー
海岸は奇岩のギャラリー
【沙弥島】
坂出市番の州地区にある沙弥島は、干潮時にかつては坂出市御供所地区との間に陸続きになる遠浅の海がありましたが、昭和30年代の埋め立てにより現在は完全に陸続きになっています。島のあちこちに旧石器や縄文、弥生時代の遺跡や古墳、万葉の歌人柿本人麻呂ゆかりの歌碑などの史跡があり、主要な史跡などをめぐる快適な遊歩道なども整備されています。
島の歴史は古く、柿本人麿が詠み、万葉集に残る「玉藻よし 讃岐の国は国柄か 見れども飽かぬ 神柄か ・・・ 狭岑の島の 荒磯面に ・・・」という歌は有名です。

【ナカンダ浜】
沙弥島の北東部にあるナカンダ浜は小じんまりした海岸ですが、正面に瀬戸大橋の全体を望むことができます。
ナカンダ浜は史跡の浜ともいえるくらいに古代からの史跡が集中していて、縄文式土器、サヌカイト製石器のほか、製塩に使用されたと考えられる古填時代(4〜7世紀)の塩土器、敷石炉や焼き塩炉も出土しています。製塩遺跡に代表される海浜遺跡の多くが消滅していくなかで、沙弥ナカンダ浜遺跡は古代から古墳時代にかけての製塩遺跡が良好に保たれていることなどから、県指定史跡に指定されています。

【柿本人麻呂と中河与一】
奈良時代頃の歌人として著名な柿本人麻呂は瀬戸内海沿いを旅行して、いくつもの名歌を残しています。沙弥島の北端にあたる長崎鼻にある柿本人麿碑は、人麻呂がこの島に立ち寄った際に海で遭難した人を悼んで詠った歌を取り上げ、坂出出身の作家中河与一が昭和11年に建立した記念碑(川田順書)です。
 またそのすぐ近くに中河与一の愛恋無限文学碑があります。川端康成などと並んで、昭和初期の新感覚派を代表する作家の一人である中河与一は、その小説「愛恋無限」の最終舞台を沙弥島に選んでいます。この小説は昭和10年12月から昭和11年4月まで朝日新聞に連載された氏の代表作です。



製作:株式会社WIZard 製作著作:KSB瀬戸内海放送
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近隣のおでかけスポット

余島周辺マップ
東山魁夷せとうち美術館 昭和の日本画壇を代表する画家である東山魁夷画伯は、坂出に様々な縁があります。東山画伯の祖父が坂出市櫃石島の出身で、現在でも親族が数多く残っているほか、瀬戸大橋のライトグレーの色調は東山画伯が提案したものです。こうしたことから、ご遺族から版画作品270点余の寄贈があり、これら作品を展示する東山魁夷せとうち美術館が整備されました。魁夷作品の収蔵数では長野県信濃美術館・東山魁夷館(長野市)に次ぐ規模になります。
 美術館は、沙弥島と瀬戸大橋記念公園の間の瀬戸内海沿いにあり、窓からは櫃石島が望めます。万葉以来の歴史遺産の多い沙弥島や、隣接する瀬戸大橋記念公園とともに、ひがな一日家族連れで楽しむことができるエリアです。
瀬戸大橋と瀬戸大橋記念公園 優美な多島美を誇る瀬戸内海をまたぎ、岡山県児島と坂出とを結ぶ瀬戸大橋は、6つの長大橋(吊橋3本、斜張橋2本、トラス橋1本)とこれらをつなぐ高架橋の総称です。全長は9368m、総事業費1兆1338億円と20年近い工事を経て1988(昭和63)年に完成しました。高架橋を含めた総延長13.1kmは道路鉄道併用橋では現在でも世界最長です。
坂出市番の州地区の北端、沙弥島に隣接した瀬戸大橋記念公園は、地元の長年の夢であった瀬戸大橋の架橋を記念して整備されたメモリアル・パークです。広々とした園内には、敷石と噴水のコントラストが美しい水の回廊や、大迫力のブリッジシアターがある瀬戸大橋記念館など、多彩な施設があります。また南北備讃瀬戸大橋の随一のビユーポイントとして観光客も多く、遊具等もある広い芝生広場は休日には大勢の家族連れで賑わいます。