ふるさとの自然 みずべの風景 海岸は奇岩のギャラリー
海岸は奇岩のギャラリー

製作:株式会社WIZard 製作著作:KSB瀬戸内海放送
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波穏やかな瀬戸内海にテーブルのような台地を突き出す屋島(標高293m)は、地質学上メサと呼ばれる溶岩台地で、瀬戸内海随一の眺望を誇っています。屋島山上からは、扇の的や義経の弓流しなどの合戦エピソードを残す檀ノ浦をはじめ、世界屈指の多島美を誇る備讃瀬戸の素晴らしい風景が一望の下に見渡せます。
 屋島は古代以来備讃瀬戸の交通の要であり、軍事上の要衝でもありました。日本書紀の天智天皇6(667)年11月のくだりには「讃岐国山田郡の屋嶋城・・・・を築く」とあり、白村江の敗戦により朝鮮半島などとの緊張が高まるなかで、屋島にも朝鮮式山城が築かれました。またそれから約500年下った源平合戦当時も「屋島」という名のとおり海に浮かぶ島でしたが、現在は陸続きとなっています。

【屋島の合戦】
一の谷の合戦(1184年)で平家を破った源氏方でしたが、源範頼軍が平家と交戦したものの一向に成果が上がらず、ついに源頼朝は文治元年(1185年)1月、屋島に本拠地を置いた平家の追討の命を義経に下します。義経は、折からの暴風雨の中を五隻の船に百五十騎のみの軍勢を積み込んで嵐の中を四国に向かいます。阿波国を経由して屋島に到着したころにはわずか五十騎まで減っていた義経軍ですが、周辺の村々に火を放って源氏の白旗を翻し、相当数の兵が集結しているように見せつつ、屋島の平氏を奇襲します。陸地側からの攻めに驚いた平氏は大混乱となり、充分に戦うことができずに西国に敗走します。

【安徳天皇社】
屋島の東側にある 安徳天皇社は、一の谷から屋島へ逃げのびた安徳天皇の行宮でありまた。この付近一帯が平氏の陣であったと云われていて、周囲にはいくつもの平家の墓も残っています。

【扇の的といの里岩(祈り岩)】
屋島の戦いでの有名な逸話の一つが、那須与一の扇の的です。戦いが膠着状態に陥ったそのとき、一隻の屋形船が平氏の船陣から漕ぎ出てきます。美しい女官の手招きの先には、金の日輪が描かれた扇が竿の先に立っています。戦局を打開したい平氏の挑発です。風と波に揺られる扇に矢を射るのは至難の技です。名うての弓の名手が相次いで辞退するなか、この大役を命ぜられた那須与一は祈ります。
「 南無八幡大菩薩、日光権現、宇都宮大明神、願わくばあの扇の真中を射させ給え 」 神明に祈りを捧げた那須与一は、海中に駒を進めたところ、この「駒立岩」に馬の脚がかかって足場が定まったため、見事扇を射落としました。

【佐藤次信の墓】
佐藤次(継)信は、源義経が奥州平泉を発ってからずっと付き従って来た股肱の臣です。義経の奇襲攻撃に慌てて海上に逃れた平氏でしたが、義経の軍勢が意外に少ないのを見て反撃に出ます。強弓で鳴る平教経は、船上より矢を射放ち、源氏の武者を次々と射殺します。義経に向かって放たれた矢を察した次信は身代わりになって胸板に矢を受け、やがて息を引き取りました。次信を悼んだ義経は近くの寺から僧侶を招き供養させました。


 
 

近隣のおでかけスポット

余島周辺マップ
四国村(四国民家博物館) 屋島の麓にある四国村は、約3万uの広大な敷地に四国4県から移転・復元された江戸から明治時代にかけての民家や蔵33棟が立ち並ぶ民家博物館です。茅葺き屋根の旧河野家住宅をはじめ8棟が国の重要文化財に指定されています。建物だけでなく、徳島県祖谷地方のミニかずら橋や農村歌舞伎舞台、江戸時代以降の讃岐の特産品である砂糖(和三盆糖)を製造していた砂糖しめ小屋も復元されています。
屋島寺 屋島山頂にある屋島寺(第84番札所)は、鑑真和上が屋島北嶺にお堂を建てた(753年)のが始まりで、後に弘法大師が伽藍を南に造営したと伝えられる歴史の古いお寺です。鎌倉時代に建てられた瓦葺きの本堂は藤原時代初期の本尊とともに国の重要文化財に指定されていて、また音色の美しさで知られる鐘楼の釣り鐘は滅んだ平家を供養するために鎌倉時代に作られたものです。宝物館には、那須与一の子孫が寄進した源氏の白旗や勝臼、土佐光起筆の「屋島合戦屏風」、「源平盛衰記絵巻」などが所蔵されています。
屋島山上水族館 屋島山上水族館は、屋島寺からの遊歩道沿いにある、全国でも珍しい山上に立つ水族館です。巻き貝をかたどった建物ではらせん状に水槽が並び、瀬戸内海や四国太平洋岸の魚を中心に飼育展示しています。人魚伝説のモデルとなったマナティや、世界最大の淡水魚といわれるピラルクなど、貴重な生物も多数飼育されています。家族連れには、イルカショーやアシカショーが人気です。