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【鷲敷ライン】
徳島市から南に40km、徳島県南部を横断するように那賀川が流れています。那賀川の上流にあたる約2kmの渓流は「鷲敷ライン」と呼ばれる景勝地です。阿波八景十二勝のひとつに数えられるこの渓谷は、両岸に急流が削り作った奇岩が重なりあって立ち、急流と深淵が交互になっています。激流が奇岩にぶつかって砕け、轟音をあげて白く渦巻く一方で、濃い青色をたたえて静かに深い淵が口を開いています。かつてはこの渓流では舟下りも行われていたそうです。
この変化に富んだ渓流を生かして、七四年からは日本カヌー協会の常設競技場に指定されていて、カヌー全日本選手権、ジャパンカップなどのメジャー大会がここで開催されています。
鷲敷ライン沿いには全長1.3kmの散策コースが整備されていて、鷲敷ラインの変化にとんだ美しい景観を堪能できます。十一月にはここだけに自生するわじき菊も見ることができます。
【つらら観音】
鷲敷ラインを望む観音山には洞窟があり、その中には無数の鐘乳石が氷柱のように垂れ下がっています。この鍾乳洞は1955年(昭和30年)に徳島県の記念物名勝に指定されています。鐘乳銅には赤い祠があり、石灰岩が風化して氷柱状になったものを氷柱観音として祭っています。
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