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【物部川】
物部川は高知県白髪山(標高1,770m)にその源を発し、渓谷をほぼ西南に流れ、高知平野東部を通って土佐湾に注ぐ一級河川です。物部川の上流部分は太古から大きな違いはありませんが、その下流は洪水のたびに流れが変わる暴れ川でした。 物部川が現在の姿を整え始めたのは、江戸時代前期の土佐藩家老野中兼山(1615〜1663)の時代になってからです。兼山は水運路を兼ねた灌漑水路を整備したほか、河口から約10km上流の物部川本流に灌漑用として山田堰を築造しました。山田堰は長さ180間(327m)、幅6間(11m)、高さ5尺(1.5m)の大規模なもので、この完成によって農作物の生産性は飛躍的に高まり、「年にお米が2度取れる」と唄われる高知県最大の穀倉地帯になりました。 現在ではハウス園芸が盛んで、なす、きゅうり、ピーマン、ししとう等を京阪神、東京市場に出荷しています
【物部川河口】
物部川河口では、水鳥を中心にした多くの野鳥を一年を通じて観察することができます。 河口付近の砂礫地は、夏にはコアジサシやイカルチドリなどの繁殖地となります。春と秋には渡り途中のシギ・チドリ類がよく見られます。冬にはカモ類やカモメ類などが冬鳥としてたくさん渡来します。河口から少し遡ったヨシ群落はオオヨシキリやセッカの集団繁殖地になっています。 また物部川下流には魚類も豊富で、これまでに76種が確認されています。代表的な魚はボラ、オイカワ、ウグイ、アユ等で、ボウズハゼ等の特定種も確認されています。 物部川河口はサーフスポットとして有名であり、多くの愛好家が楽しんでいます。
【近隣スポット「田畑を潤す江戸の水路・兼山三又のみずべ」はこちら】
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