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徳島県の南部を流れる海部川上流には、四国一の規模を誇る轟の滝と、そのまた上流にそれぞれの趣をもった大小さまざまな滝が連続してあり、総称して轟九十九(つくも)滝と呼ばれています。山全体が滝の回廊のようになっていて、本滝から最上部の鍋割りの滝までの約1.5kmを遊歩道が整備されているため、それらの滝を1つ1つ見ることができ、往復2時間もあればゆっくりと散策を楽しめます。さぁ、あなたも美しい自然を堪能できる轟九十九滝めぐりを楽しんでみませんか?
(轟の滝)
轟の滝というと、この豪壮な本滝のことを指します。落差が58mもある四国一の大滝で、日本の滝百選にも選定されています。水量も豊富で、ごうごうと轟く水音がその名の由来です。本滝の水煙は滝壷の四囲をおおい、夏でも身ぶるいするほどひんやりとしています。滝壷はかなり奥まったところにあり、滝を拝むには水しぶきを浴びることになります。
(二重の滝と鍋割りの滝)
遊歩道の急な石段を登ると、最初に現れるのが二重の滝で、本滝のすぐ上にあります。2つの滝が並ぶ様はまるで絵画のよう。轟九十九滝の数ある滝のなかでもその姿の美しさを誇っています。
スタートの滝見橋から約1500m登ると、小さな鳥居が現れます。この鍋割神社に到着すると、いよいよ轟九十九滝めぐり最後の鍋割りの滝があります。このほかにも、横見の滝、丸渕の滝、大烏小烏の滝、三十三才の滝、不動の滝、舟形滝、鳥返しの滝、重平滝といった見事な滝が点在しています。
(轟神社祭)
轟の滝のすぐ近くに轟神社と轟竜瀑院竜王寺があります。轟神社・轟大権現・龍王寺を総称して"轟さん"と呼ばれています。旧暦6月13日と11月の第2日曜日に行われる轟神社の夏・秋祭りは大勢の信者や観光客で賑わいます。
祭りのクライマックスは神輿の滝渡御です。白装束に身を包んだ男達が神輿をかつぎ、チョーサの掛け声とともに急傾斜の石段140段を一気に駆け下ります。最後に神輿は瀑音轟く滝壷へ入っていきます。荒れ神輿の異名をもつ行事です。
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