ふるさとの自然 みずべの風景 海岸は奇岩のギャラリー
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製作:株式会社WIZard 製作著作:KSB瀬戸内海放送
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(能島)
しまなみ海道のほぼ中央にある大島の沖合約1km、宮窪の瀬戸を隔てて浮かぶ能島は、かつて瀬戸内海に君臨した能島村上水軍の根拠地があったところです。周囲720m、面積1.5haの小さな無人島ですが、周囲を急流が流れ、島全体が天然の要塞になっています。
村上氏は代々勢力を強めるにつれて増改築を繰り返したらしく、大三島にある甘崎城跡などの同系の城に比べて大規模な造りとなっています。すぐ隣の小島鯛崎島との間の岩礁の上には、大がかりな桟端防材などの跡も残っていることから、二つの島を一つの城塞に連結した構造になっていたようです。干潮時には、係船などに使ったと見られる丸い柱杭の穴を見ることもできます。この城跡は、国指定の史跡になっています。
 近年能島は桜の名所としても有名で、春には島全体がピンク色に染まります。

(宮窪の瀬戸)

 能島の周囲、大島と伯方島の間の宮窪の瀬戸は、瀬戸内海の中でも屈指の難所として知られています。密集する島々を縫ってきた潮流は、海峡の幅が狭まる宮窪瀬戸では最速9ノットにも達します。また激しい潮流が瀬や海底の岩礁にぶつかり、変化に富んだ渦潮を生み出します。
 この潮流と渦潮を体感してもらう試みとして、若手漁業者グループが2001年から小さな漁船を使って潮流体験を行っています。体験時間は約20分で5月から10月にかけての土・日及び祝日に行われています。小さな漁船でうねりの中を進むと、船体が揺れながら大きく沈み込み、潮流を知りつくした水軍の技量と天然の要害を実感できます。

(能島水軍レース)
能島水軍レースは、旧宮窪町に60年前まで続いていた押し船競争を復活させた勇壮な水軍レースです。平成5年に始まったこのレースは、約400年前に瀬戸内海で活躍した村上水軍の小早船を復元した5隻の「水軍小早船」による200メートルの押し船競争で、一発勝負の勝ち抜き戦です。慣れない櫓さばきで他の船との衝突あり、激しいデットヒートあり、勇壮な漕ぎ比べを楽します。

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大三島美術館 大三島美術館は、昭和以降の現代日本画を紹介した美術館です。田渕俊夫や中島千波、竹内浩一といった画家の作品を系統的に紹介していて、作家との交流を活かした企画展も毎年開催しています。田渕俊夫記念展示室では、本画をはじめ、制作過程での作家の感動が直接記録された素描や下図を展示しています。
大山祇神社 日本総鎮守とも呼ばれる大山祇神社は、大三島のほぼ中央部に位置し、その歴史は今からおよそ2600年前、神武天皇御東征の頃にまでさかのぼるとされている由緒ある神社です。御祭神は、天照大神の兄神に当る大山積大神です。
ここはその歴史の古さを反映して、文化財の宝庫でもあります。室町期の流造を代表する御本殿、切妻造の拝殿は、ともに重要文化財に指定されています。平安期の木彫御神像(重要文化財)、斉明天皇御奉納の禽獣葡萄鏡(国宝)、三蹟の一人藤原佐理が船板に書いた神号扁額(重要文化財)などのほかに、日本最古の大鎧、源義経、源頼朝の鎧など、国宝8点、国重要文化財469点にものぼり、武具類に関しては国宝・重要文化財に指定されたものの8割がここに保存されています。また境内中央にある大楠は、樹齢約2,600年と言い伝えられています。
村上水軍博物館 大島にある村上水軍博物館には、能島村上家の栄華をいまに伝える数多くの文化遺産が保存・展示されています。能島村上家の直系子孫に伝わる大刀や陣羽織、村上水軍旗などの水軍資料500点余を展示する村上家記念室のほか、瀬戸内海における能島村上水軍の活躍を古文書や復元品を通して紹介するコーナーや、甲冑や小袖を着たり、小早船の櫓を漕いだりできる体験コーナーもあります。