これが盲導犬!
盲導犬ユーザーがもっと自由に外出できる社会に
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第8回 信頼する心
タンデムと呼ばれる方法で、パートナーのオーレとともに歩いている盲導犬ユーザーの中柴さんご夫妻。タンデムとは、一頭の盲導犬を二人で使用する歩行方法です。一人がハーネスを持ち、もう一人は相方の体につかまり一緒に歩きます。しかし、平日はお互い仕事があるため、交互にオーレと歩いています。
オーレが来る前、お互いの安全が気になっていたという中柴さんご夫妻。今ではオーレがいてくれると思うだけで離れていても心強いそう。オーレが手助けしているもの、それはパートナーを信頼する気持ちかもしれません。(提供:瀬戸内海放送 2010年1月OA)
パートナーのオーレとともに歩く中柴さんご夫妻
2人一緒のときは1人がハーネスを持ち、もう1人は合い方の体につかまり歩く
オーレのおかげで色々なことがスムーズになったと語る奥様
宿泊施設での盲導犬受け入れについて
実は筆者は、現在の仕事((財)日本盲導犬協会の職員)に就く前、旅行会社で営業をしていました。新人営業マンだった当時、盲導犬ユーザー(使用者)の旅行を担当することがありました。しかし、いざ手配するとなると、そこには困難が待っていました。
身体障害者補助犬法(以下、補助犬法)が施行される以前にも、運輸省(当時)から宿泊機関に対して、盲導犬の受入に関する通達が出されていました。しかし、通達には強制力が無く、周知や指導も十分ではなかったことから、宿泊予約を断られることも少なくなかったのです。
現在では補助犬法により、不特定かつ多数の者が利用する施設では、身体障がい者が利用する場合には補助犬の同伴を拒んではならない、と定められているので、宿泊施設でも盲導犬(補助犬)の同伴を断ることは出来ないことになっています。
ところが、「施設が狭い」「段差が多く、視覚障がい者には危ない」「犬を預かる所がない」など、理解不足から断られてしまうことも未だに起きています。
盲導犬ユーザーの宿泊を受け入れる際、宿泊施設ではどのような準備が必要なのでしょうか?また、盲導犬ユーザーが宿泊をする際、盲導犬はどのようにしているのでしょうか。
盲導犬に必要な設備等
盲導犬ユーザーが宿泊する際、宿泊施設にて特別な設備や用意は必要ありません。盲導犬は基本的に客室に泊めていただきますが、盲導犬の寝るところにはユーザーが持参する敷物を敷き、犬の食事・食器などもユーザーが持参します。
しいていえば、盲導犬が排泄する場所をあらかじめ決めておき、チェックインの際にユーザーをご案内していただくようお願いします。(安全、かつご迷惑でない所にしてください。)
なお、宿泊施設のご厚意でご用意いただけるのであれば、犬用の敷物(古いバスタオルや毛布など)や食器(古いボール)、新聞紙、雑巾などがあると助かります。予約を入れた際、犬用のものをご用意いただける旨をユーザーにお伝えいただければ、それだけ身軽に旅行に行けることになります。
盲導犬はどこまで一緒?
食事の際は、レストランや宴会場などにも一緒に行きますが、靴を脱いで上がるお座敷などでは、畳を傷つけたり、お膳に近づいたりしないように距離を置き、敷物を敷いて待機させることが多いです。
温泉などでも、大浴場には連れて行きません。やはり客室に敷物を敷いて待機させます。
客室に敷物を敷いて待機する盲導犬
必要なことは、ホスピタリティー
盲導犬ユーザーとして特別扱いすることは必要ないですが、やはり、見えない・見えにくいというハンデがありますので、その点に対するサービスをお願い致します。
点字での案内表示は、点字が読める方には有効ですが、点字が読めない視覚障がい者もたくさんいらっしゃいます。館内や室内の案内は、会話を通して、触れるものは触って確認していただくのが望ましいです。客室の電話についても、フロントの番号や客室相互の電話のかけ方などを教えていただけると助かります。浴室のボディソープやシャンプーなど、同じ形状の容器を使用されている場合には、輪ゴムをかけるなど、触って識別できるようにしていただけると助かります。
なお、部屋のドアに触ってわかる目印をご用意いただけるのもありがたいですが、外部の方に「視覚障がい者が泊まっている」とわかってしまうような表示は、防犯上好ましくありませんのでご注意を。
快適に滞在していただきたい、という気持ちを持って接していただき、その方の望まれるサービスを提供していただければ、きっとご満足いただけることでしょう。(提供:財団法人日本盲導犬協会)
















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