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【わんにゃん生活】医療辞典 猫編

掲載日:2011/08/25

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猫の病気の解説・症状から、原因、治療方法、獣医師からのワンポイントまで紹介しています。



呼吸器系の疾患 気管支・肺の疾患 泌尿器系の疾患
消化器系の疾患 食道と胃・腸の疾患 肝臓および胆のう・胆管の疾患

呼吸器系の疾患

上部気道の疾患
【鼻腔・副鼻腔疾患】鼻炎

人間と同様、鼻の中の粘膜が炎症を起こす病気です。その症状はさまざまで、軽い場合にはくしゃみをしたり、水のような鼻汁をたらしたりします。重くなってくれば鼻汁が濃くなり、粘りを帯びたようになります。そうなると、猫は鼻汁によって鼻の中がふさがれ、鼻呼吸が困難になり、口を開いて呼吸をするようになります。原因はさまざまですが、まず疑われるのはウイルスや細菌の感染です。また、刺激臭の強い薬品を嗅いだり、アレルギーも鼻炎を生じさせる原因として考えられます。

主な症状:くしゃみをする、鼻水が出る

原因:ウイルス感染、細菌感染、薬物、アレルギー

一般的な治療法:抗生物質などの投与、アレルゲン(炎症の原因)の除去

予後・予防に関して:定期的な予防接種と飼育環境の管理・改善

獣医師からのワンポイント:くしゃみ鼻水が続くときは診察を受けましょう。



【副鼻腔炎】フクビクウエン

副鼻腔とは、鼻の奥にある空間のことで、副鼻腔炎は、鼻炎が鼻の奥にまで広がったものを指します。鼻炎が長引き、炎症が鼻炎の場合よりも拡大していることになりますから、症状も鼻炎の場合よりも顕著になり、くしゃみ・鼻水はいっそうひどくなります。また、副鼻腔に鼻汁がたまるとそれが膿んでしまい、蓄膿症にも発展します。副鼻腔炎は、鼻炎よりも完治に時間がかかる場合が多く蓄膿症にまで発展した場合は、鼻の奥を洗浄する必要もあります。

主な症状:くしゃみをする、鼻水が出る

原因:ウイルス感染、細菌感染、薬物、アレルギー

一般的な治療法:抗生物質などの投与、副鼻腔の洗浄

予後・予防に関して:鼻炎の早期治療と飼育環境の管理・改善

獣医師からのワンポイント:副鼻腔炎や蓄膿症になると薬が効きにくいため、内科治療では完治が難しく、骨に穴を開けて洗浄するなどの外科的治療が必要になることが多い。

気管疾患
【気管虚脱】キカンキョダツ

気管とは、のどから左右の肺に分かれるまでの空気の通り道である管を指し、正常な期間の横断面は円形で輪状の気管軟骨とその背側に位置する膜性壁で構成されます。気管虚脱とは、軟骨輪が平坦になったり、膜性壁が余分に伸びたりすることによって気管そのものが潰れたように変形してしまった状態です。最初の徴候は、「ガーガー」というアヒルが鳴くような咳であり、咳は興奮時や運動中、首輪が頚部を圧迫した時に悪化します。ひどい場合には呼吸困難に陥ることもあります。しかし、猫ではほとんど発生しません。

主な症状:咳をする、呼吸がおかしい、呼吸困難

原因:先天的要因

一般的な治療法:内科的治療(鎮咳剤、気管支拡張、抗炎症)、外科的整復

予後・予防に関して:内科的管理によって治療。、適切な内科治療にも関らず重度の症状を示す場合は予後に注意が必要です。気管虚脱が胸腔外の場合には外科的処置を考慮します。

関連する病気:僧帽弁閉鎖不全、慢性気管支炎

獣医師からのワンポイント:気管がつぶれてしまうため、ガーガーというアヒルが鳴くような音の咳をします。重症では手術が必要になります。



【気管炎】キカンエン

文字どおり気管が炎症をおこすことです。人間の風邪のような症状で、涙を流す、発熱、せき、くしゃみなどがあります。鼻炎は長期になると慢性化、また副口腔炎に発展することもありますので早期に内科的処置等で完治するようこころがけます。

主な症状:目やにが多い、発熱、くしゃみをする、鼻水が出る

原因:ウイルス感染、細菌感染、薬物

一般的な治療法:抗生物質の投与、吸入療法

予後・予防に関して:慢性でなければ予後は良好、定期検査による早期発見・再発防止

気管支・肺の疾患

気管支炎
【気管支炎】キカンシエン

ウイルス・細菌の感染や科学薬品を吸引するなどによって気管支に炎症をおこす病気です。嘔吐するようなかっこうでから咳をするようになり、ひどくなってくると回数も増え、元気がなくなってきます。また、ゼーゼーという呼吸をすることもあります。ウイルス等が原因の場合には抗生物質を投与するなどを内科的治療をおこない、ペットを安静にして肺炎への発展に十分に注意すべきです。また、気管支炎そのものが気管の疾患から発展して発病することも多いので呼吸器の病気は早期発見と早期治療を心がけるべきでしょう。

主な症状:咳をする、発熱、食欲がない

原因:ウイルス感染、細菌感染、薬物

一般的な治療法:抗生物質の投与、対症療法

予後・予防に関して:ウイルス予防ワクチンの接種、飼育環境の管理・改善

関連する病気:アレルギー性気管支炎、肺寄生虫症、糸状虫症、細菌性気管支炎、マイコプラズマ性気管支炎、猫の特発性気管支炎

獣医師からのワンポイント:咳が長く続くときは病院でレントゲン検査を受けましょう。

肺炎
【ウイルス性肺炎】ウイルスセイハイエン

ひどい場合には死に至ることもある肺の炎症です。症状は他の呼吸器の病気と似ていますが程度が著しいため、早期に発見して治療する必要があるでしょう。無理をして運動などをさせてしまうと呼吸困難で倒れてしまうこともあります。治療は抗生物質の投与などによる内科的療法になります。ウイルスの種類によって猫カリシウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、猫レトロウイルス感染症などがあります。

主な症状:咳をする、発熱、呼吸困難、食欲がない

原因:ウイルス感染

一般的な治療法:対症療法

予後・予防に関して:ウイルス予防ワクチンの接種(ワクチンのないものもあり)

関連する病気:猫カリシウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、猫レトロウイルス感染症

獣医師からのワンポイント:血液検査や レントゲン検査で診断します。



【細菌性肺炎】サイキンセイハイエン

肺に通常吸入される異物編の排出能力の低下(慢性気管支炎や気管支拡張症)、薬物、栄養失調、ストレス、内分泌障害、猫白血病ウィルスや猫免疫不全ウィルスなどの感染による免疫抑制、口蓋裂や巨大食道症に起因する胃内容や食物の吸引、などの素因や異常によって発症することが多いです。咳、両側性の粘液嚢性鼻汁、運動不耐性、呼吸困難を示します。治療は抗生物質の投与などによる内科的療法になります。肺に感染のある猫から分離される細菌には、パスツレラ属、クラブシエラ属、大腸菌、シュードモナス属、ブドウ球菌属、ストレプトコッカス属などがあります。

主な症状:咳をする、鼻水が出る、呼吸困難、食欲がない、発熱

原因:細菌感染

一般的な治療法:抗生物質投与、噴霧療法、理学療法(咳の誘発、肺からの滲出液排泄の促進)、対症療法

予後・予防に関して:細菌性肺炎は適切な抗生物質療法に速やかに反応します。感染の素因になる基礎疾患を持つ症例では、その基礎疾患の排除が重要です。

関連する病気:慢性気管支炎、気管支拡張症、栄養失調、ストレス、内分泌障害、免疫抑制、吸引性肺炎

獣医師からのワンポイント:血液検査、気管支洗浄液の細胞診や培養検査、 レントゲン検査で診断します。



【真菌性肺炎】シンキンセイハイエン

肺をおかす一般的な真菌症には、ブラストミセス症、ヒストプラズマ症、コクシジオイデス症があり、真菌は呼吸器から体内に侵入します。クリプトコックスも、とくに猫で呼吸器から侵入して肺炎を引き起こします。罹患しても一時的な呼吸器症状だけで終わることが多いですが、全身性に広がることもあります。猫ではヒストプラズマ症において、肺炎症状が最初に出現することが多いです。

主な症状:咳をする、発熱、体重の減少

原因:真菌感染

一般的な治療法:全身性真菌感染症では抗真菌薬の全身投与

獣医師からのワンポイント:血液検査、気管支洗浄液の細胞診や培養検査、 レントゲン検査で診断します。



【吸引性肺炎、誤嚥性肺炎】キュウインセイハイエン、ゴエンセイハイエン

肺にある程度の量の個体または液体が吸引された結果生じる肺の炎症であり、通常吸引される物質は胃内容(嘔吐)か食物です。吸引した物質によって、肺の化学的損傷、気道閉塞、感染などが生じ、炎症反応が引き起こされます。著しい急性炎症や吸引した物質による物理学的な気道閉塞が生じると呼吸困難に陥ります。

主な症状:咳をする、発熱、呼吸困難、食欲がない、元気がない

原因:胃内容・食物などの吸引

一般的な治療法:異物の除去、酸素吸入、気管支拡張、抗生物質投与、対症療法

予後・予防に関して:症状が重い場合や基礎疾患がある場合には予後は悪い

関連する病気:嘔吐、強制給餌の実施、口蓋裂、喉頭麻痺

獣医師からのワンポイント:重篤な状態です。口の中の異物(吐物)を取り除き、なるべく早く、診察 治療を受けてください。

肺水腫
【肺水腫】ハイスイシュ

肺に水がたまった状態になり、酸素と二酸化炭素の交換がさまたげられ、ひいては呼吸困難になってしまう病気です。肺水腫は、すでにかかっている他の病気と併発して発生することがほとんどであり、肺水腫だけ発生することはありません。症状は、軽い段階ではせきをする程度ですが、ひどくなってくるとせき、ゼーゼーという呼吸音、呼吸困難などといったかたちになっていきます。治療では、肺にたまった水を取り除くことが目的になりますが、薬を投与して尿として体内に出す方法などが用いられます。

主な症状:咳をする、発熱、呼吸困難

原因:既往疾患(低アルブミン血症、心不全、毒物の吸入、敗血症、播種性血管内凝固、肺炎など)

一般的な治療法:利尿剤の投与、気管支拡張剤の投与、酸素吸入、人工呼吸、血漿輸血またはコロイド輸液(低アルブミン血症)、対症療法

予後・予防に関して:予後は肺水腫の重症度と基礎疾患の治療状況に左右されますが、肺水腫発生初期に積極的に治療することによって予後を改善できます。

関連する病気:心疾患、肺炎、ネフローゼ症候群、肝硬変

獣医師からのワンポイント:心不全等からおこることが多く、重篤な状態です。なるべく早く、診察 治療を受けてください

泌尿器系の疾患

腎臓の疾患
【腎疾患】腎不全

腎臓の機能に異常が発生し、本来の働きをしなくなる病気です。左右の腎臓の3/4が機能しなくなると生じます。突然腎機能が低下する場合(急性腎不全)と時間をかけて(数週間、数ヶ月、数年)ゆっくりと生じる場合(慢性腎不全)があります。腎臓が機能しないと尿として排泄されるべき老廃物が排泄されず体内に残ります。この状態が発展すると尿毒症などになります。症状としては、食欲不振、嘔吐などがあります。腎臓病とも呼ばれます。

主な症状:<急性腎不全>食欲がない、嘔吐、下痢、脱水症状/<慢性腎不全>体重の減少、毛並みが悪い、貧血

原因:<急性腎不全>細菌感染、腎血流低下(心疾患、深い麻酔)、毒物、薬物(腎毒性のある薬物投与など)/<慢性腎不全>老化、既往疾患(免疫性疾患、腎結石、遺伝的腎疾患、尿閉)、脱水

一般的な治療法:輸液療法、食事療法

予後・予防に関して:急性腎不全では、腎機能の回復を目標とした積極的な早期治療が必要です。慢性腎不全では、障害を受けた腎機能の回復が困難であるため、長期にわたる薬物治療や食事療法が必要です。

関連する病気:感染症、尿道閉塞、貧血(慢性腎不全)

獣医師からのワンポイント:急性腎不全では動物病院での集中的な治療が必要です。一方、慢性腎不全では長期にわたる治療が必要です。腎不全では、最終手段としては人工透析や腎移植と言うことにもなりかねません。動物では人のように人工透析が簡単にはできません。早期発見早期治療することで長期にコントロールすることもできます。

消化器系の疾患

口腔・咽頭の疾患
【歯の疾患】不正咬合

上あごと下あごの骨格の長さが不均衡な場合、歯並びに異常がある場合など、口がうまくとじられない、歯で口の中を傷つけやすいなどの症状が現れます。これを不正咬合といいます。歯の不正咬合は早い段階であれば矯正することが可能です。乳歯が永久歯に生え変わる際、乳歯が抜けきれず残ってしまう事があります。このような場合、不正咬合となる場合が多いので、抜歯する必要があるでしょう。

主な症状:上あごと下あごの不正な咬み合わせ

原因:骨格や歯の位置の異常

一般的な治療法:矯正、抜歯

予後・予防に関して:口腔内の衛生管理

獣医師からのワンポイント:状態によっては、歯の矯正や抜歯などが必要な場合もあります。獣医師に相談してください。

歯周組織疾患
【歯周病】シシュウビョウ

歯垢に含まれる細菌によって歯ぐきに炎症が起きた状態を歯肉炎と呼びます。歯肉炎がひどくなり、歯を支える根元の骨までもが細菌によって侵されてしまった状態を歯周炎といい、これらの症状をあわせて歯周病と呼びます。初期には歯ぐきが赤くなり、炎症を起こします。これを放置すれば次第に歯周炎に発展し、ひどい口臭がします。歯周炎が重度になると抜歯をしなければなりませんので、歯肉炎の段階で早期に発見して治療する必要があるでしょう。

主な症状:歯ぐきの炎症、口臭、食欲がない

原因:細菌感染

一般的な治療法:薬物投与、抜歯

予後・予防に関して:口腔内の衛生管理、歯磨き

獣医師からのワンポイント:歯の定期健診と歯石の除去で防げます。

口腔軟組織疾患
【口内炎】コウナイエン

口腔内の粘膜に発生した炎症のことです。口内炎は他の病気にかかったことに起因して発生します。炎症には痛みがあるため、猫は食欲不振になり、よだれをたらしたり、またひどい口臭がするようになる場合もあります。人間にも口内炎は発生し、特に重篤な疾病によるものでないかぎり比較的簡単に直りますが、猫の場合はなかなか治りづらいこともありますので、早期に発見したいものです。治療は口の中を洗浄し、抗生物質を投与して行います。

主な症状:口内の炎症、よだれが出る、食欲がない、口臭

原因:既往疾患

一般的な治療法:口腔内の消毒、歯垢・歯石の除去、抗生物質の投与

予後・予防に関して:口腔内の衛生管理、基礎疾患の治療

関連する病気:猫白血病ウイルス感染症、猫免疫不全ウイルス感染症、猫クラミジア感染症

獣医師からのワンポイント:治りにくい病気の一つですが、症状を軽くする治療はいろいろあります。

唾液腺疾患
【唾液腺炎】ダエキセンエン

唾液腺炎とは、文字どおり唾液を分泌する唾液腺の炎症のことです。細菌などの感染が原因で、痛みをともない、炎症部が腫れたりすると唾液管を詰まらせ、下あごに唾液がたまり、飲食ができなくなってしまう場合があります。実際のところ、猫に発生することは少ない病気なのですが、ひどい場合には外科的療法も必要になる病気です。

主な症状:食欲がない、よだれが出る

原因:ウイルス感染.細菌感染

一般的な治療法:抗生物質の投与、外科的処置

予後・予防に関して:口腔内の衛生管理

獣医師からのワンポイント:下あごの下側がはれてぶよぶよきたらこの病気の可能性があります。

食道と胃・腸の疾患

食道疾患
【食道炎】ショクドウエン

食道の壁に炎症が発生している状態です。壁の粘膜上の炎症である軽度なものから、壁の中深くまで炎症が進んでいる重度なものまでがあります。発生原因としては、強い刺激のある食べ物や飲み物を摂取したことや、嘔吐によって胃酸が逆流し、強い酸が食道の壁を傷つけたこと、また、他の食道の病気を起因とすることなどです。炎症による痛みから飲食が困難になり、飲み込んでもすぐに吐き出したり、苦しそうに飲み込んだりします。このようなことから症状が重くなれば食欲不振となります。

主な症状:飲食困難、食欲がない、体重の減少

原因:食物・添加物、胃酸逆流、既往疾患

一般的な治療法:消炎と原因物質の除去、抗生物質の投与

関連する病気:食道梗塞、食道狭窄

獣医師からのワンポイント:食道炎から食道狭窄になることもあり、こうなると外科的処置が必要となることもあります。



【食道穿孔】ショクドウセンコウ

猫が誤って鋭利な異物を飲み込んでしまうなどしてしまった場合、その異物の先端が食道に孔を開けてしまう場合があります。これを食道穿孔とよびます。症状としては、食道のごく浅い部位の疾患であれば元気がない、食欲不振といった現象となって現れ、より深い部位に発生した場合には呼吸困難に陥る場合もあります。

主な症状:元気がない、食欲がない、呼吸困難

原因:鋭利な異物の摂取

一般的な治療法:抗生物質の投与、輸液療法

関連する病気:縦隔炎、胸膜炎、気胸、膿胸

獣医師からのワンポイント:命にかかわるので、異物を飲んだらなるべく早く診療を受けましょう。

胃疾患
【急性胃炎】キュウセイイエン

胃粘膜に炎症が発生することです。発生原因としては、腐っていたり毒性のあるものを食べたりしたこと、細菌・ウイルス感染などがあります。症状は嘔吐を繰り返し、脱水症状になることもあります。また、嘔吐を繰り返すことで胃粘膜が傷つき、嘔吐に血が混じることもあります。

主な症状:嘔吐、脱水症状

原因:食物・添加物、ウイルス感染.細菌感染

一般的な治療法:対症療法、制吐薬・制酸薬の投与

予後・予防に関して:ウイルス予防ワクチンの接種、食環境の管理・改善

関連する病気:ウイルス性肝炎、寄生虫症、尿毒症、敗血症



【慢性胃炎】マンセイイエン

急性胃炎との違いは、胃粘膜への刺激が続くなどして、慢性的に炎症があることです。急性の症状が発展してなる場合もありますが、原因は明確でない場合がほとんどです。嘔吐の症状が断続的に繰り返され、そこから食欲不振、下痢、脱水、体重減退などの症状に移行します。治療には食事療法や内用薬などが用いられます。

主な症状:嘔吐、食欲がない、体重の減少

原因:食物・添加物、急性症状からの発展

一般的な治療法:対症療法、食事療法、制吐薬・制酸薬・免疫抑制薬等の投与

獣医師からのワンポイント:胃酸の分泌を押さえる薬を飲みます



【胃潰瘍】イカイヨウ

胃粘膜が傷つき、胃壁が胃酸にさらされて穴があいた状態になることです。人には多くみられる症状ですが、実は猫には少ない症例といえます。原因としては、腫瘍や腎不全など他の病気が起因となって起こる場合が多いです。嘔吐することが多くなり、胃から出血している場合には、吐いたものが褐色をしています。また、便にも血が混じる場合があり、このときには便が黒くなります。

主な症状:嘔吐、便に異常がある(黒色便)、食欲がない

原因:腫瘍、腎不全

一般的な治療法:制酸薬・免疫抑制薬などの投与、輸液療法

予後・予防に関して:ストレス要因の除去

関連する病気:腎不全

獣医師からのワンポイント:胃潰瘍は内視鏡検査で診断します。胃がんとの鑑別が必要になります



【腸炎】チョウエン

腸の粘膜が炎症をおこし、下痢などの症状が出る病気です。原因としてはさまざまですが、食べ物やウイルス感染、寄生虫などの影響があげられます。治療が原因によって異なります。

主な症状:下痢、嘔吐、脱水症状

原因:食物・添加物、ウイルス感染、細菌感染、寄生虫

一般的な治療法:食事制限、食事療法、止瀉薬の投与、輸液療法

予後・予防に関して:ウイルス予防ワクチンの接種、寄生虫駆除、食環境の管理・改善

関連する病気:猫伝染性腹膜炎、猫免疫不全ウイルス感染症



【腸閉塞(イレウス)】チョウヘイソク(イレウス)

腸の中に異物などがつまったり、腫瘍ができることによって腸の働きが損なわれる病気です。ひどくなるとつまったものが動かなくなり、痛みを訴えたり、嘔吐、食欲不振などの症状があらわれます。症状が急激に悪化した場合などは死に至ることもありますので、早期に発見し、治療することが必要です。治療はほとんどの場合が外科的療法でつまったものを取り出すことが行われます。

主な症状:嘔吐、食欲がない、便秘

原因:異物、寄生虫、癒着

一般的な治療法:異物・寄生虫の除去、輸液療法

関連する病気:寄生虫症

獣医師からのワンポイント:バリウムを飲ませて、ちゃんと流れているかレントゲン写真を取り検査します。手術が必要なことが多いです。



【腸捻転】チョウネンテン

腸がねじれてしまい、腸閉塞(腸がつまってしまうこと)と同じ状態になってしまうことです。ガスがたまるため、お腹がふくらみ、嘔吐、下痢などの症状がでて、痛みを訴えるようになります。ねじれてしまった腸は外科的処置で元に戻し、血行がさまたげられて壊死してしまった部分は切除することになります。

主な症状:嘔吐、下痢、食欲がない

原因:食べ過ぎ、過剰運動

一般的な治療法:外科的処置

関連する病気:敗血症性腹膜炎

獣医師からのワンポイント:バリウムを飲ませて、ちゃんと流れているかレントゲン写真を取り検査します。手術が必要なことが多いです。



【巨大結腸症】キョダイケッチョウショウ

事故や先天的な理由から骨盤が狭くなっていたり、老齢によって腸が便を排泄する力を失っていたりすると、便が腸につまっていき、慢性的な便秘症状が次第に腸を拡張させます。これが慢性化すると腸がつねに拡大した状態になり、巨大結腸症になります。重くなっていくと、トイレで何度もいきんだり、嘔吐や食欲不振などの症状があらわれます。軽い状態であれば薬物を投与して便をやわらかくして排泄させることもできますが、慢性的なものになると、肛門から便をかき出すことが必要になります。外科的処置によって巨大化した腸を切除する場合もあります。特に猫に多い症例です。

主な症状:便秘、食欲がない、嘔吐

原因:外部からの圧力、先天的要因

一般的な治療法:糞便除去、対症療法

予後・予防に関して:食環境の管理・改善、便軟化剤の常用

獣医師からのワンポイント:トイレに行ってもなかなか便が出ない場合は、この病気の疑いがあります

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