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買う・名産品
宝物のような優しい手まり 讃岐かがり手まり保存会/香川県高松市

掲載日:2014/01/14

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素朴な木綿の風合いに、落ち着きのある色使い―――これらの鞠は「讃岐かがり手まり」という香川県の伝統工芸品だ。この鞠を作り、現代に伝えていく活動をされているのが讃岐かがり手まり保存会。今回はその代表で伝統工芸士の荒木永子さんにお話を伺った。

4つのことを守り作り続けられている讃岐の手まり

讃岐かがり手まり 江戸時代に盛んに作られるようになった香川の3つ白い特産品のことを讃岐三白と言う。「砂糖」「塩」そして「綿」。この中の綿を使って作られてきたのが讃岐かがり手まりだ。

讃岐かがり手まりには4つの特徴がある。

(1)木綿であること
手まりは他の地域でも見られ、特に城下町などでは絹を使ったつややかな手まりが作られていたが、讃岐の手まりは木綿。庶民の手まりとして古くから親しまれてきた。

(2)草木で染めること
化学染料は一切使わず、天然のもので染色する。例えば、アカネの根、カリヤス、玉ねぎの皮、それに栗のイガやざくろの皮など、様々な素材から色をつける。


かがる (3)芯は籾殻で作ること
籾殻を紙で包んで芯を作る。それに木綿の糸をぐるぐると巻きつけて、きれいな球体に仕上げていく。

(4)手でかがること
土台ができたら案内線をつけ、手でかがっていく。球体のため、案内線をつけることも容易ではない。紙テープを使って円周を測り、均等に印をつけていく。

讃岐かがり手まり保存会では、この4つのことを大切に守りながら、新しいデザイン、これまでにない手まりの使い方を提案している。

国体選手から讃岐かがり手まりの伝統工芸士に

荒木永子さん 学生時代、体操の国体選手だった荒木さん。そのままスポーツの道へ進学しようとも考えたが、故障などもあり、スポーツと並んで好きだった美術の道へ進んだ。ジュエリーデザインの専門学校へ進学し、職人が通う工房などにも行き、仕事としてもやっていた。

荒木さんが手まり作りを始めたきっかけとなったのは結婚。嫁ぎ先のお父様は県の職員で、栗林公園の民芸館の設立に尽力していた。退職後も私設の民芸館を作り、生活に関する様々な民芸品を集め展示。その中には手鞠もあったのだそう。そして、義理のお母様は手まり作りをしていた。

二人の仕事を手伝っていた荒木さん。もともと、「作ること」が好きだったことから、手まり作りが自然と自分の主の仕事になっていったという。

時間も手間も技術も必要

讃岐かがり手まり作り、まずは木綿糸の染色から始まる。素材は先ほど挙げたように、天然の素材。実は漢方に染めの材料となるものが多いらしく、漢方屋さんで素材を調達することもあるのだそう。他にはボランティアさんが季節の素材なんかを持ってきてくれたりもする。そうやって集めた材料で2日ほどかけて下準備をするのだ。

そうして糸を染めていくのだが、1日にできても3~4色が限度。それも同じ色合いのグラデーションしかできない。それほど染めるという作業には手間も時間もかかるのだ。

でもそうやって染めた糸だからこそ、素朴で優しい色となる。それが讃岐かがり手まりのいいところだ。

素材 木綿糸
そして、染色された糸で実際に手まりにしていく。まずはデザインや色を決める。それが決まれば早い。例えば小箱に入っているような商品なら1日くらいで完成するのだそう。でも、商品として出せるような手まりが作れるようになるまでには早くて1年はかかる。かなり技術が必要なようだ。

子どものころ好きだったことを手まりで再現

讃岐の手まり箱 讃岐かがり手まり保存会では飾って楽しむ昔ながらの手まり以外にも、香りのする小さな手まりやストラップなども作っている。通常の手まり以外で最初に作ったのは、お香のチップを入れた土台の状態のものをオーナメントとして白い箱に入れたもの。東京で開催された職人展に出品したところ、かなり反響があったのだそう。

荒木さんは小さな頃から宝物を集めて箱に入れることが好きだった。箱を開けた時に「わぁー!」と感激する感じ、それを味わってもらいたくて、箱に宝物の手まりを閉じ込めたのだ。

昔から好きだったこと。それが今、仕事になっていることが嬉しいと語ってくれた。

身につけられる手まり

手まりを身近に感じられる商品を生み出している荒木さんたち。これから作っていこうとしている商品があると教えてくれた。それは、土台を組み合わせてくっつけて、それをチャームやブローチなどにしたもの。伝統工芸品というと「飾るもの」というイメージ。特に讃岐かがり手まりはそうなのではないだろうか?でもこれからは身につけるもの、使えるものを提案していきたいのだそう。

ツリー ストラップ
「讃岐かがり手まりの伝統を残していくために、技術的にすばらしい物を作っていきたい。それと同時に、現代の人にとっても身近に感じられるような手まりを作り、存在を広めていきたい。そこから、讃岐かがり手まりが奥深いことを知ってもらえたら…」と荒木さんは話してくれた。

讃岐かがり手まりが購入できるお店・体験教室

まちのシューレ

香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
087-800-7888
http://www.schule.jp/

サンクラッケ

香川県高松市南新町4-9
087.887.8140
http://www.sunquelaque-sanukis.com/

栗林庵

香川県高松市栗林町1-20-16
087-812-3155
http://www.ritsurinan.jp/

県立ミュージアム

香川県高松市玉藻町5−5
087-822-0002
http://www.pref.kagawa.jp/kmuseum/

和らぎたかす

香川県高松市今新町1-4 高須ビル1・2F
087-821-6341
http://www.takasu.cc/

【讃岐かがり手まり体験教室】

場所:香川県高松市鶴屋町5-1香食ビル2階 人数:2名様~
体験料:5000円(税抜)/1人
※要予約(予約受付は平日 10:00~17:00)
087-887-4043
http://www.eiko-temari.jp/


スポット情報

住所 香川県高松市鶴屋町5-1香食ビル2階
電話番号 087-887-4043
URL http://www.eiko-temari.jp/

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